社内イベントや懇親会で、料理はいつもの店に頼んである。足りないのは飲み物だけ。そう思って「ケータリング ドリンクのみ」と検索すると、料理ケータリング会社の「飲み放題オプション」のページが並び、飲み物だけで頼めるのか、いくらかかるのかが分かりにくい。
この記事では、東京で「ドリンクのみ」のケータリングを頼む方法を3つのタイプに分けて整理します。それぞれの料金の読み方と、発注前に確認しておくべき点もまとめました。浅草と東京ドームシティのフードトラックで毎日抹茶ラテを作り、法人イベントにも出向いているWOW!CHAが、発注側の視点で書いています。
結論: 頼める。ただし3タイプで中身がまったく違う
飲み物だけのケータリングは、東京なら問題なく頼めます。ただし「ドリンクケータリング」と一括りにされているサービスは、実際には次の3タイプに分かれます。
| タイプ | 何が届くか | 向いている場面 | 料金の出し方 |
|---|---|---|---|
| 飲み放題型 | 缶・瓶・サーバーのドリンクと、必要ならサービススタッフ | 懇親会・打ち上げ。料理は別手配 | 1人単価(時間制)+派遣料 |
| 出張バリスタ型 | バリスタがコーヒーマシンを持ち込み、1杯ずつ淹れる | 展示会ブース・来客イベント・長時間の催事 | 杯数パック+超過分の1杯単価 |
| ライブ提供型 | ドリンクステーションを設置し、目の前で1杯ずつ仕上げる | 社内イベント・新商品発表・レセプション | 1人単価(スタッフ・機材込み) |
どれが正解かは、「飲み物を補給したいのか」「飲み物を演出にしたいのか」で決まります。前者なら飲み放題型、後者なら出張バリスタ型かライブ提供型です。
タイプ1: 飲み放題型(料理ケータリング会社のドリンクプラン)
料理ケータリングの会社が用意している飲み放題プランを、飲み物だけで使うパターンです。多くの会社が受けていますが、条件が付くことがあります。
東京の例を2社挙げます(いずれも各社サイトの掲載値、2026年10月29日時点)。
- ネオダイニング: ソフトドリンクのみの2時間プランがおひとり様¥700。料理の注文がないドリンクだけの依頼は、通常価格に¥300を加えた金額で受けている
- ケータリングSeason: ソフトドリンクプランが2時間お一人様¥750〜(税抜)、3時間¥975〜。これとは別にバーテンダー&サービス派遣料が人数に応じてかかり、70名までで¥7,500、120名までで¥15,000(税抜)
読み方のポイント: 表示されている1人単価は飲み物代だけで、スタッフの派遣料や「料理なし」の割増が別に乗ることがあります。50名・2時間なら「1人単価×50+派遣料」で見積もると実額に近づきます。
このタイプは、飲み物を切らさないことが目的のイベントに向いています。一方で、ペットボトルや缶が並ぶ形になるため、来客や採用イベントで「演出」にはなりにくいのが弱点です。
タイプ2: 出張バリスタ型(コーヒーケータリング)
バリスタがエスプレッソマシンや焙煎豆を持ち込み、1杯ずつ淹れるサービスです。展示会ブースや長時間の催事で使われることが多く、料金は「杯数」で決まるのが特徴です。
- CATERING COFFEE ROASTERS: ¥50,000〜。各プランに50杯までが含まれ、超過分は1杯¥350〜400。最小30杯から、東京・横浜を中心に対応
- こもれびカフェ: 2023年の実績ベースで、東京都内・7時間・500杯・バリスタ3名で¥225,000(1杯あたり約¥450)、1,000杯・バリスタ5名で¥350,000(同約¥350)。出張費や会場の駐車料金などは別
読み方のポイント: 杯数が増えるほど1杯単価は下がります。逆に、参加者50名のイベントで「全員に1杯」なら50杯のパックがそのまま当てはまるので、人数が読めているなら見積もりは簡単です。注意点は、準備・撤収の時間が営業時間に含まれないことと、出張費・駐車料金が別建てになりやすいこと。
タイプ3: ライブ提供型(目の前で1杯ずつ仕上げるドリンクステーション)
会場にドリンクステーションを設置し、参加者の目の前で1杯ずつ作って渡すタイプです。出張バリスタ型と似ていますが、「作る瞬間を見せること」が主目的で、社内イベントや新商品発表、レセプションのように「集まった人の会話のきっかけ」が欲しい場面で選ばれます。
WOW!CHAの抹茶ケータリングはこのタイプです。透明カップにミルクを入れ、上から抹茶を注いで2層に仕上げる工程を参加者の前で行います。この仕組みの詳細と発注前の確認事項は、抹茶ケータリングとは|社内イベント・レセプションで「目の前で2層にする」ドリンク演出の流れと確認事項にまとめています。
読み方のポイント: 料金は1人単価で、スタッフ・機材・搬入撤収まで含んだ金額になっているかを確認します。WOW!CHAの場合、お一人様¥3,500〜(税別・20名から)で、人数別のプランは料金・プラン資料に記載しています。飲み放題型と比べると1人単価は高くなりますが、比べる相手は「飲み物代」ではなく「イベントの演出費」です。
料金の3つの出し方を見分ける
3タイプの料金表を横に並べると混乱するのは、料金の「出し方」が3種類あるからです。
- 1人単価(時間制)+派遣料: 飲み放題型。1人単価は飲み物代のみ。派遣料・料理なし割増・配送料を足す
- 杯数パック+超過単価: 出張バリスタ型。人数ではなく杯数で見積もる。出張費・駐車料金が別
- 1人単価(スタッフ・機材込み): ライブ提供型。表示単価に人件費と機材費が含まれているかを確認する
見積もりを比較するときは、各社の数字を「参加人数×1人1杯、スタッフと搬入撤収込み」の条件にそろえてから並べると、タイプをまたいでも比べられます。
発注前に確認する5点
どのタイプを選ぶ場合でも、次の5点を先に確認しておくと、当日のトラブルがほぼなくなります。
1. 料理なしで受けてもらえるか、条件は何か
飲み放題型は「料理の注文がない場合は割増」や「最低保証金額」が付くことがあります。出張バリスタ型・ライブ提供型はドリンク専業なので、この条件はありません。
2. 最低人数・最低杯数
飲み放題型は最低保証金額、出張バリスタ型は最小杯数(例: 30杯)、ライブ提供型は最低人数(WOW!CHAは20名)が下限になります。少人数の懇親会なら、下限に満たない場合の料金も先に聞いておきます。
3. 会場側で用意するもの
電源・水道・テーブル・ゴミ処理のどれを会場側が用意するのかは会社によって違います。WOW!CHAはポータブル電源を持ち込み、水道も使わず、ゴミも持ち帰るため、会場側に必要なのは幅3m×奥行1.5mのスペースだけです。オフィスの会議室や高層階でも、エレベーターがあれば搬入できます。
4. 提供スピードと行列
1杯ずつ作るタイプでは、参加者が一斉に並ぶ時間帯に行列ができます。「何名を何分で提供できるか」を聞き、休憩時間の長さと照らします。WOW!CHAは50名弱までなら1名体制で60分以内にお渡しし、それ以上はスタッフを増員して、人数に関わらず60分以内を基準にしています。
5. 申込み期限と人数変更
申込み期限、人数確定日、当日の増減の扱いを確認します。WOW!CHAは2週間前までのご相談が理想で、人数は7日前までに確定、当日の増減は±10%まで無料です。
まとめ
東京で飲み物だけのケータリングを頼むなら、まず「補給か、演出か」を決めます。補給なら料理ケータリング会社の飲み放題型(1人数百円〜+派遣料)、長時間の催事なら出張バリスタ型(杯数パック)、人を集めて会話を生みたい社内イベントやレセプションならライブ提供型(1人単価にスタッフ・機材込み)です。
見積もりは「参加人数×1杯、スタッフ・搬入撤収込み」にそろえて比べる。この1点だけ押さえれば、タイプが違っても判断を誤りません。
東京・神奈川・埼玉・千葉で開催予定のイベントがあれば、日程と人数だけお知らせください。1営業日以内にご連絡します。
ケータリングの詳細を見る → 料金・プラン資料をダウンロード → ケータリングのお問い合わせ →
よくある質問
飲み物だけのケータリングは、料理なしでも頼めますか?
頼めます。料理ケータリング会社の飲み放題プランは「料理なし」の割増が付くことがあります。出張バリスタやライブ提供型のドリンク専業サービスは、もともと飲み物だけで受けています。
ドリンクケータリングの料金はいくらくらいですか?
タイプで桁が変わります。飲み放題型のソフトドリンクは1人¥700〜¥1,000前後に派遣料が加わり、出張バリスタ型は50杯で¥50,000〜、ライブ提供型のWOW!CHAはお一人様¥3,500〜(税別・20名から)です。いずれも2026年10月時点の各社サイト掲載値で、出張費や会場条件で変わります。
オフィスの会議室でもできますか?
ライブ提供型のWOW!CHAは、電源・水道不要で幅3m×奥行1.5mのスペースがあれば設置できます。高層階もエレベーターがあれば搬入可能です。
何名から頼めますか?
WOW!CHAは20名から承っています。それ未満の人数でも最低料金¥70,000で対応します。
対応エリアはどこですか?
WOW!CHAは東京・神奈川・埼玉・千葉です。他社は各社の配達エリアをご確認ください。
